自社ローン契約中にほかの車をローンで買える？

はじめに

カーローンは「ディーラーローン」「銀行マイカーローン」「自社ローン」の3つに分類されています。

1つ目のディーラーローンの金利相場は大体4〜8%となっておりますが、比較的審査に通りやすく

車の購入と同時に契約手続きを行えるといった特徴があります。

2つ目の銀行マイカーローンは、比較的低金利となっており、相場は大体1〜2%ですが、

とても審査が厳しい傾向になっています。

一方で、3つ目の自社ローンは審査基準を企業独自で設定している為、

前述した２つのローンと比べ比較的審査に通りやすいです。

自社ローンには金利がないのがメリットとなっていますが、連帯保証人が必要、さらに手数料がかかる

などの金銭面でのデメリットもあります。

では、本題の自社ローン契約中に他の車をローンで買うことができるのか？実際に見ていきましょう

　

自社ローン契約中に他の車をローンで買うことができるのか？

まず、結論から申し上げますと自社ローン契約中に他の車をローンで買うことは可能です。

上記で述べた通り、自社ローンは審査基準を販売店独自で儲けている為、たいていの店舗は

信用情報機関に照会登録をしないところであれば、他の車屋が債務を抱えていることなんて

知る由もありません。

その為、元の販売店に黙って他社の販売店で自社ローンを組むことが可能になっています。

ですが、そういった方法には必ずリスクが存在します。

その、生じるリスクについて２点紹介していきます。

　

契約内容の違反

まず、大抵の中古車販売店は多重ローンをあまり行わない傾向にあります。

その理由は、簡単に言うと信用に欠けるからです。

自社ローンは販売店と購入者間での信頼関係で成立しています。

その為、購入する前の審査の段階で、他社への借金やローンの状態について詳しく聞かれます。

その内容を吟味して、審査の通過の有無を決めるわけですが、購入者の現状に対して

虚偽の内容があれば、購入者を信用に足らないと判断して審査は落とされます。

ですが問題は、その虚偽の内容に対して販売店は大抵知る由を得ないということです。

前述した通り、店舗は信用情報機関に照会登録をしないところであれば、他の車屋が債務を

抱えていることなんてわからないのです。

その為、いざというときのために契約書の内容に審査内容に虚偽が含まれるようであれば

契約内容は破棄され、損害賠償を請求される場合があります。

　

支払金額の負荷

2つ目の理由は、購入者の支払い能力が乏しい場合に毎月のローンを返済できなくなる

場合があるからです。

中古車を売ったわいいものの、購入者の支払い能力がない場合返済が滞ります。

販売店は購入者の収入や予算を聞いてローンの金額を設定します。

その為、購入者は事前に二台目の購入と伝えてない場合は、かなり負担のかかる

金額を毎月こうむることになります。

優良販売店でしたら二つのローンを加味して金額を設定してくれるため、

毎月無理なく返済できますが、申請してない場合はお構いなしに金額を指定される可能性もあり、

収入に対して予算の金額があまりにも不自然であれば、そもそも審査に通過しない場合もあるため

かなり難易度が高くなってしまいます。

自動車は車両価格以外にも維持費の面でかなりの金額が必要になります。

支払いだけで金銭面に余裕をなくすと後々しんどくなるのは購入者自身になります。

ですので、無理にない範囲で購入するか、多重ローンを受け入れてくれる販売店で

ローンを組むことを強く推奨します。